コラム

COLUMN

意外と誤解している『インプラント』とは

 

1.「インプラントは高い」という誤解

 

確かにインプラントは他の治療法よりも患者さんの経済的負担は大きくなります。
ただ、高いにも理由がありそれを理解すれば「それ相応の負担」と言えます。

 

インプラントは外科手術が必要な治療です。

治療に欠かせない環境設備や歯科医師の技術といった費用がどうしても他の治療法よりかかり、加えて健康保険の適用外のため治療費の全額が自己負担になリます。

 

これが「高い」理由です。

 

 

2.「インプラントにかかる費用は大体同じ」という誤解

 

インプラントは手術により、骨に人工歯根を埋め込む治療です。

保険診療に比べ、治療内容も複雑になり、手術に必要な専用の器材、環境設備、検査、高度な技術の習得など、各種のコストがかかります。

 

その一つ一つの金額が各歯科医院によって違います。インプラントの本数でも費用は変わります。

また、追加の手術が必要になることもあるため、各患者さんごとに費用は違ってきます。

 

 

3.「インプラントは手術後に腫れる、痛い」という誤解

 

「インプラントの手術をすると腫れたり、痛くなったりすると聞いて怖い」という声を耳にすることがあります。確かに手術で骨に穴を開けてインプラントを埋め込むと聞くと怖く感じるのも無理はありません。

 

しかし、通常のインプラント手術で受ける体へのダメージは、親知らずを抜いた時と同等、もしくはそれ以下です。手術は抜歯と同じように局所麻酔で行うので、手術中に痛みを感じることはありません。

 

手術後、麻酔が切れた後に痛みを感じることがありますが通常は痛み止めを飲めばおさまります。

 

 

4.「インプラントはケアしなくても永久にもつ」という誤解

 

インプラントを入れたら何もしなくても一生安泰ではなく、メインテナンスが欠かせません。

自分の歯があった時のように、もしくはそれ以上にメインテナンスをする必要があるのです。

せっかく入れたインプラントが痛みや腫れのために使えなくなることがあります。

 

主な原因は『インプラント周囲炎』というインプラントの歯周病です。

これを予防するためには、毎日の歯磨きに加え、歯科医院でのメインテナンスを受けることが必要不可欠です。

 

 

 

まとめ

 

インプラントの治療内容を何も知らずに「歯科医師に全部おまかせすればいい」と丸投げするのは考えものです。

患者であるあなた自身がインプラント治療の内容について知っておくこともとても重要ですので、歯科医師からの説明を十分受け、しっかり理解・納得した上でインプラント治療を受けましょう。