歯周病予防や虫歯予防に、

“ガムが有効”と聞いたことはありませんか？

さて、それは本当なのでしょうか？

今回はその疑問に迫っていきたいと思います！

噛むことで唾液が分泌！

歯周病や虫歯になってしまう原因の一つは

歯に付着したプラークです。

プラークとはお口の中で増殖した細菌の塊です。

ガムを噛むことによって唾液が分泌されます。

唾液にはお口の中の細菌を洗い流す効果があるので、

たくさん唾液が出るほど細菌が洗い流され、

歯周病や虫歯になりにくくなります。

選ぶなら“キシリトールガム”

ガムにも様々な種類がありますが、

一般的なガムには甘味料が多く使われているので

かえって虫歯の原因になってしまいます。

しかし、歯科医院専売品などの

キシリトール100％配合のガムには糖分が含まれていません。

そのため、虫歯の原因となる酸をつくらないとされています。

噛むタイミングは食後がベスト！

食後は虫歯菌が糖分を代謝して酸をつくろうとします。

しかし、キシリトールは虫歯菌が代謝できない糖分なので、

酸をつくりだすことができません。

できれば、食後30分以内にキシリトールガムを摂取し

最初に出た唾液を少し停滞させておくと、より効果が出ます。

キシリトールガムはあくまで手助け

キシリトールガムを噛むことで、

歯周病や虫歯になりにくくすることはできますが

必ずしも予防できる、というものではありません。

あくまで、予防の手助け、です。

虫歯や歯周病の予防に一番効果的なのは、

「毎日のお家での歯磨き＋定期的な歯医者さんへの受診」です。

「ご飯を食べたけど、忙しくてどうしても歯磨きができない」

そんな時にキシリトールガムを噛んでみるのはいかがでしょうか。

また、食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまうこともあるので

まずは1日1粒を目安に噛みましょう。