
食事中に、熱い食べ物で「あつっ!」とやけどをしてしまった経験はありませんか?
口の中の粘膜はとても薄く、デリケートです。
軽いやけどなら自然に治りますが、ひどくなると食事がつらくなったり、ばい菌が入って長引いたりすることもあります。
今回は、口の中でやけどしやすい場所や、注意したい料理についてご紹介します。
口の中でやけどしやすい場所は?
特によくやけどしやすい「上あご」と「舌」です。
・上あご
上あごは、口に運んだ食べ物が最初に当たりやすい場所です。
特に前歯のすぐ後ろあたりの皮膚はとても薄いので、熱いものが触れるとすぐに赤くなったり、皮が剥けたりしやすい部分です。
・舌
舌は味を感じるための神経が集中していて、痛みや熱さにとても敏感です。
さらに、食べ物を口の中で動かす役割もあるため、どうしても熱い食材と触れ合う時間が長くなり、ダメージを受けやすい場所といえます。
油断できない、やけどしやすい料理
日本の食卓には、見た目以上に熱をため込みやすい料理がたくさんあります。
例えば
・中までアツアツの「たこ焼き」
・とろみがあって冷めにくい「グラタン・あんかけ」
・油で表面が覆われている「豚汁・ラーメン」
・お出汁をたっぷり吸った「おでんの具材」
これらは、外側はそれほど熱そうに見えなくても、中に熱が残りやすいのが特徴です。
特にたこ焼きや大根は、噛んだ瞬間に熱が一気に広がり、やけどにつながりやすいので注意が必要です。
お子さんのやけどには特に注意
小さなお子さんの場合、大人よりもさらに粘膜が薄く、少しの熱さでも深いやけどになってしまうことがあります。
大人が食べてみて大丈夫な温度でも、お子さんにとっては熱すぎることもあります。
また、お子さんは痛みをうまく言葉にできないこともあるため、「急に食べるのを嫌がる」「口を気にする仕草をする」といったサインがないかよく観察してあげましょう。
もしやけどをしてしまったら
まずは何よりも「冷やすこと」が大切です。
氷を口に含んだり、冷たい水で何度かゆすいだりして、熱を落ち着かせましょう。
治るまでは、以下のことにも気を付けてください。
・刺激のある食べ物を避ける
辛いカレーや酸っぱいレモン、熱すぎる飲み物は傷口に響きます。
・患部を触らない
気になっても指や舌で触りすぎないようにしましょう。
こんな時は歯科に相談を!
通常は数日で治りますが、以下のような場合は我慢せずに歯医者を受診しましょう。
・大きな水ぶくれが出来ている
・数日たっても痛みや腫れが引かない
・やけどのあとが口内炎のようになって痛む
「このくらいのやけどで受診していいのかな…」と思わなくても大丈夫です。
痛みを和らげるお薬の処方などもできますので、困ったときはお気軽にご相談ください。



