みなさんは飛行機に乗って突然歯が痛くなった経験ありませんか?
私はあります。乗った瞬間、違和感から激痛に変わりルンルンだった気分は地獄に・・・
飛行機に乗ると歯が痛くなる現象に関係はあるのでしょうか。
飛行機の気圧が低下すると歯の内側にある「歯髄腔」という空洞の中の空気が膨張して歯の神経を刺激します。
離陸時は気圧が低くなり、空気に対する圧力が地上よりも弱くなることで、歯の中の空気が膨張し、逆に着陸時は歯の中の空気が収縮して、それによって歯に痛みが生じます。
虫歯があって穴が開いている場合は、特に激しい痛みになる可能性があります。
虫歯治療の中でも、神経の治療を行っている時には、その期間中はできるだけ飛行機には乗らない方が良いでしょう。神経の治療を行っていると、治療の過程で歯の根っこに空気が入り、痛みが出る恐れがあります。
また、親知らずが生えかけの場合、個人差はありますが、気圧の変化で痛みを感じることがあります。
抜歯後も注意が必要で、抜歯後の状態が良ければ問題はないですが、飛行機に乗る予定がある場合は、親知らずの抜歯を受けるのは避けた方が無難です。傷の初期治癒には約1週間かかるため、搭乗は1週間を避けた方が良いです。
普段の生活をしている分には問題ありませんが、飛行機に乗ったり、標高の高い山や、スキューバダイビングなど気圧の変化があるところでは、痛みが生じてしまう恐れがあるのです。
もし、歯の治療期間中に仕事などでやむを得ず飛行機で移動する場合は、痛み止めのお薬を服用することによって症状を緩和することができます。移動距離が長い場合は、飛行機搭乗前にお薬を服用しておくと安心です。
まとめ
みなさんも旅行中、痛みが出たら嫌ですよね。
楽しいはずの思いでが最悪の思い出に変わるかも・・・この痛みは、普段からのメインテナンスをすることで防ぐことができます。
ぜひ近くの歯医者さんに行って虫歯がないかチェックしてみましょう。