突然、襲われる耐え難い歯の痛み!
みなさんは歯が痛くなり、慌ててインターネットで歯医者さんを検索したことはありませんか。
歯が痛い原因の中でも多い、虫歯について今回は解説していきたいと思います!
虫歯は大きく分けてエナメル質にできた虫歯、象牙質にまでできた虫歯、歯髄にまでできた虫歯3つの段階に分かれます。
エナメル質にできた虫歯
まず最初はエナメル質の虫歯です。エナメル質に虫歯ができている場合、痛みはありません。この段階で重要なことは、虫歯があるということを歯医者さんに行き知ることです。
エナメル質内の虫歯であれば、上手に歯磨きを行い、虫歯が進行しないようにしましょう。
その上で定期的に歯医者さんに行き、その虫歯の進行が止まっているのであれば、引き続き経過観察を続けます。
歯は削れば削るほど、寿命を縮めることになります。経過を観察し、切削の必要がない場合は歯の寿命を縮めないために様子をみるようにすることが大切です。
象牙質にまでできた虫歯
虫歯が象牙質まで進むと、冷たいものがしみるなどの症状が出て来る場合もあります。
この時点ではまだズキズキとした痛みではないので、放置してしまう人が多いのです。
また痛みを全く感じないことも多くあります。
ただし、痛みがなくても、感染が歯髄にまで及んでいる場合も十分ありえます。歯髄に感染が及んでいると、神経を抜く必要のある場合もあります。
歯髄にまでできた虫歯
歯髄にできた虫歯による痛みは激烈で、何もしなくてもズキズキとした痛みがで、温熱刺激や機械的刺激などで、増悪します。
また、このズキズキとした痛みは、何処の歯が痛いのかわかりにくいという特徴があります。
痛みが一度始まると、数十分以上続くこともあり、数時間から数日間で自然と消えるのが特徴です。
なぜ痛みが消えるのかというと、神経が死んでしまい、痛みを感じることができなくなったためです。
痛みが治まっただけで、状況が好転したわけではないので注意しましょう。
もう一度言いますが、痛みが消えたのは虫歯が治ったからではありません。
歯が痛くならないために!
歯の痛みはもちろん虫歯だけが原因ではありません。歯周病、知覚過敏、歯の破折、咬合性外傷など多くの原因があります。
定期検診に通い、何か変、と思ったときには、早めに歯医者さん相談しましょう。