皆さんの中には、
自分の歯じゃないから虫歯や歯周病の心配はいらない!
と、お手入れを怠る方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、入れ歯にも歯と同じように食べかすやプラークがつきます。
そのままお手入れを怠ると様々なリスクがあるため、お口の健康を守るためには
お手入れが必要不可欠なのです。
なぜ、入れ歯も歯と同じようにお手入れしなくてはいけないのでしょうか。
今回は、入れ歯を清潔に保つ重要性を大きく3つに分けてお話します☆
★口臭を防ぐ
最初にお伝えしたように、入れ歯も歯と同じように食べかすやプラークが蓄積されます。
プラークは細菌の塊で、入れ歯に多くプラークが付着すると、
細菌のガスの影響で強い口臭がします。
また、プラークは時間がたつと歯石へと変化します。
歯石は石灰化してできたものなので、歯ブラシで落とすことができません。
歯石は表面がザラザラしていてプラークが付着しやすく、
更に口腔内環境を悪化させる原因になります。
★肺炎を防ぐ
入れ歯にプラークなどの汚れが付着していると、肺炎の原因となる可能性があります。
特に高齢者の場合、食べ物が食道ではなく気管に流れ込んでしまう
「誤嚥」を起こすリスクが高いです。
誤嚥が起きた時に、食べ物と一緒に入れ歯に付着した
細菌も気管に流れ込むと、「誤嚥性肺炎」を起こす可能性があります。
★部分入れ歯の場合、虫歯・歯周病を防ぐ
部分入れ歯は、支えとなる歯に金属の留め具をつけて使用します。
その為、入れ歯と隣接する歯との間に食べかすが溜まりやすいです。
食後、お手入れせずにそのまま過ごすとプラークが形成され、
虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。
入れ歯で快適に過ごすためには、毎日のお手入れで入れ歯を清潔に保つことが大切です。
口内や全身、健康にイキイキ過ごしましょう!