歯科医院では患者さんのお口の状態を把握するために様々な検査を行います。
なかでもX線検査は、直接目で見ることができない場所を調べる為、
歯科には欠かせない大切な検査です。
さらに、歯科医師はⅩ線写真のほんの小さな影から、
様々な情報を読み取り診療に役立てているのです。
デンタルX線写真でなにを見るの?
①患者さんには自覚症状もなく、
きれいな歯に見えます。
②しかし歯間などにあやし影が
これは虫歯です!!
③やはり大きなむし歯でした。
④レジンを詰めて治療終了!
自覚症状がなく見た目がきれいでも、隠れている事があるのが歯科の病気の特徴です。
病変を発見するために、そして患者さんに納得して治療を受けて頂くために、
客観的なデータであるX線写真は欠かせません。
歯の病気は実にみえにくく、わかりにくい
詰め物や被せ物の下で気づかないうちに進行していることが少なくありません。
歯間に虫歯ができている事もあります。
また、歯根の治療も、歯周病の治療も、外から見えにくい場所の治療です。
歯科とは意外かもしれませんが「見えない所を治す仕事が大事」
といっても過言ではないでしょう。
見えている、わかっていると思いがちですが、
患者さん自身、気付いておられないことも多いのです。
それだけに、正確な診査・診断には
患者さんに納得して治療を受けて頂き、
治療後の経過も確認しよい状態で長く過ごして頂く為、
X線撮影は歯科の診療に欠くことができない検査になります。