インプラント治療はなぜ高額なのか
インプラント治療は、外科手術が必要となります。
さらに、保険診療が適用される治療に比べ、隣が天然の歯でも違和感のない
見た目になるよう配慮したり、かみ合わせや使用感をよくするために
繊細な調整が必要とされるため、一定水準以上の材料や設備が必要となり、
コストや時間がかかる治療になります。
どのようなところにコストがかかり、高額になっているのか説明していきます。
1.手術前の準備にコストがかかる
手術をより安全に行う為に、精密検査を行う必要があります
(お口の模型をとったり、顎の骨のレベルを確認する為のCT撮影、血液検査など)
2.手術でコストがかかる
必ず行われる外科手術では、雑菌が入り感染を起こさないために、
環境を整えたり、ディスポの材料を使うなど、
細心の注意を払いながら行う必要があるからです。
3.どんな手術が行われるの?
◇ インプラントを顎の骨に埋め込む手術
◇ 骨を増やす手術※(人工骨)
※骨の量が少なく、そのままではインプラントを
埋め込むことができない場合にのみ、前処置として行われる手術です。
4.人工歯の作製でコストがかかる
最終的にインプラントに装着する人工歯の作製では、
精密に歯の型を取るための材料を用いて、お口の状態に合う仕上がりにするため、
通常の型取りよりも少し時間をかけて行います。
時間をかけて行うため、保険診療が適用される治療と比べると
コストがかかってしまうのです。
インプラントの治療費は、保険治療の自己負担額と比べると
その高さが際立ちますが、高度な治療を行っていることや、
人工歯根は半永久的に使える可能性があることを踏まえると、
「値段相応の価値がある」といえるのではないでしょうか。
歯科医の意見も聞きながら、インプラント治療を検討されるといいでしょう。