
「しっかり寝たはずなのに、朝から体がだるい」
「日中、会議やデスクワーク中に強い眠気に襲われる」
こうしたお悩みの原因は一体何なのでしょうか。
もちろん、理由はさまざまですが、もしかするとその寝不足、実は歯並びが関係しているかもしれません。
朝起きた時に口の中が乾いていたり、顎のあたりに痛みやだるさを感じている場合、それは“歯並び”が睡眠の質に影響しているサインかもしれません。
今回は、歯並びと睡眠の関係についてご紹介します。
呼吸のルートが塞がれている?
まず、睡眠の質を語る上で欠かせないのが「呼吸」です。
深い眠りにつくためには、脳と体に十分な酸素を行き渡らせる必要があります。
しかし、歯並びの乱れや、顎の形に問題があると、この酸素を運ぶ経路が狭くなってしまうことがあります。
ここで一つ確認してみてください。お口を閉じた時に皆さんの舌はどこにありますか?
本来、舌は上あごのところにピタッと収まっているのが正しい位置とされています。
ところが、顎が小さく・歯がきれいに並びきらない場合、舌の位置が下がりやすくなります。
その結果、には重力に従って喉の奥(気道)へと落ち込み、呼吸のルートを狭めてしまうのです。
また、下あごが後ろに下がっている方も注意が必要です。
下あごの骨は気道を支えるための役割もあるため、この下あごが後ろに下がっていると、気道が圧迫されやすく自分の舌で気道を狭めてしまいます。
このような状態では、空気を無理やり通すために粘膜が振動して「いびき」を引き起こします。
さらにもっと狭まれば、一時的に呼吸がとまる「無呼吸」の状態になり、脳が酸素不足になって、深い眠りが妨げられてしまいます。
ここで注目したいのが、睡眠中の「口呼吸」です。
口呼吸になると、喉が乾燥して炎症を引き起こしやすくなります。
また、舌の位置がさらに下がるため、気道がより狭くなるという悪循環に陥ります。
歯並びが悪いと口が自然と開いたままになって口呼吸が習慣化してしまいます。
一方で、歯列矯正を行うことによって歯並びや顎の位置が整うと、舌も正しい位置に収まりやすくなり、鼻呼吸もスムーズになります。
顎の緊張も睡眠に影響
歯並びが乱れていると噛み合わせが安定せず、睡眠中に顎の筋肉が過剰に緊張してしまうことがあります。
その結果、睡眠中に歯ぎしりが起こり、睡眠が浅くなったり、途中で目が覚めたりする原因になることもあります。
なお、歯ぎしりは歯並びではなく、日頃のストレスが関係している場合もあります。
快適な睡眠のために
歯列矯正をおこなうことは単に見た目の問題だけではなく、呼吸や睡眠の質といった健康面にもとても深く関わっています。
気になる症状がある場合は、自己判断せず、きちんとした診断を受けて納得した上で、歯列矯正をおこないましょう。
「最近よく眠れない…」「歯並びも気になる…」
そんな方は、一度矯正歯科へ相談してみてはいかがでしょうか。
快適な睡眠への第一歩になるかもしれません。



