
「インプラントは人工の歯だから、歯周病にはならない」と思っている方は少なくありません。
確かにインプラントは金属でできているため、天然歯のように虫歯になることはありません。
しかし、歯ぐきや骨はご自身の大切な組織です。そのため、ケアを怠ると歯周病に似たトラブルが起こる可能性があります。
■ インプラント特有の病気とは?
インプラントの周囲に細菌がたまり、歯ぐきに炎症が起こる状態を「インプラント周囲炎」と呼びます。
これは天然歯の歯周病と非常によく似ており、進行すると骨が溶けてインプラントがぐらつくこともあります。
特に注意したい症状は次の通りです。
・歯ぐきが赤く腫れている
・出血しやすい
・口臭が気になる
・噛むと違和感がある
「痛みがないから大丈夫」とそのままにしてしまうと、気づいたときには進行しているケースもあるため注意が必要です。
■ なぜ起こるの?
主な原因は**プラーク(細菌のかたまり)**です。
毎日のセルフケアが不十分だったり、定期的なメンテナンスを受けていなかったりすると、インプラント周囲に細菌が増えてしまいます。
また、もともと歯周病になりやすい方や、喫煙習慣のある方はリスクが高いといわれています。
■ 長持ちさせるための3つのポイント
インプラントは「入れて終わり」ではなく、「入れてからがスタート」です。
① 丁寧なセルフケア
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスを使い、汚れをしっかり取り除きましょう。
② 定期メンテナンス
歯科医院でのプロフェッショナルケアにより、自分では落とせない汚れを除去できます。噛み合わせのチェックも大切です。
③ 早めの受診
違和感を覚えたら、我慢せず早めに相談することが大切です。
■ まとめ

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病のような炎症は起こります。
しかし、正しいケアと定期的なメンテナンスを続ければ、長く快適に使い続けることができます。
大切なインプラントを守るために、毎日のケアと歯科医院でのチェックを習慣にしていきましょう。



