
歯の痛みは、ある日突然強く出ることもあれば、違和感として少しずつ現れることもあります。
「もう少し様子をみよう」「忙しいからあとで受診しよう」と我慢してしまう方も多いですが、歯の痛みはお口の中からの大切なサインです。
痛みの原因によって治療方法や対処方法は異なります。自己判断せず早めに歯科医院を受診することが大切です。
◆歯が痛くなる主な原因と一時的な対処方法
・むし歯
歯の痛みの原因で最も多いのがむし歯です。
初期段階では痛みを感じにくいですが、進行すると冷たいものや甘いものがしみたり、ズキズキとした痛みが出たりします。
さらに神経まで達すると、何もしていなくても強い痛みを感じるようになります。
対処方法:冷たいものや甘いものは痛みを強めることがあります。痛みがある間は刺激の強い飲食物を控えましょう。
・歯周病・歯ぐきの炎症
歯ぐきの腫れや出血、押したときの痛みがある場合は、歯周病や歯ぐきの炎症が疑われます。
歯周病は進行しても痛みが出にくいため、気づいた時には悪化しているケースも少なくありません。
対処方法:歯ぐきが腫れている場合は強く磨かず、歯と歯ぐきの境目を意識してやさしく清掃しましょう。お口を清潔を保つことが炎症の悪化予防につながります。
・噛みしめ・歯ぎしり
無意識の噛みしめや歯ぎしりによって、歯や顎に強い力がかかり、痛みや違和感が生じることがあります。
朝起きたときに歯が痛い、顎が重だるいと感じる場合は注意が必要です。
対処方法:日中、上下の歯が接触していないか意識してみましょう。歯は基本的に軽く離れているのが正常な状態です。少し意識するだけでも負担を減らすことができます。
・親知らずのトラブル
親知らずがまっすぐ生えていない場合、周囲の歯ぐきが炎症を起こし、痛みや腫れが出ることがあります。
痛みを繰り返す場合は、早めの受診が大切です。
対処方法:親知らずの周囲は汚れが溜まりやすい場所です。無理に触ったり刺激せず、可能な範囲でやさしく清掃しましょう。
・つめ物・かぶせ物の不具合
つめ物やかぶせ物の劣化、内部でのむし歯の再発によって、噛んだときに痛みや違和感が出ることがあります。
対処方法:噛むと痛みが出る場合は、その部分に負担をかけないようにし、できるだけ反対側で噛むようにしましょう。
これらはあくまで一時的な対処方法です。痛みの原因を正確に診断し、適切な治療を行うためには歯科医院での診察が必要です。
歯の痛みを我慢していると、症状が進行し、治療期間や身体的・経済的な負担が大きくなることもあります。
歯の痛みや違和感が続く場合は、無理をせずできるだけ早めに歯科医院へご相談ください。



