コラム

COLUMN

歯のレントゲンで全身の健康をチェック!

 

 

骨粗鬆症リスクを歯科医院で手軽に判定できるようになりました。

 

「骨の健康」と聞いて、まず整形外科を思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし近年、私たちは歯科治療を通して、皆さまの全身の健康を守るための新しい一歩を踏み出しました。

 

骨粗鬆症は、重篤な骨折を引き起こし生活の質(QOL)を大きく低下させる病気ですが、自覚症状がないまま進行するのが最大の問題です。

 

 

 

🦴 骨粗鬆症:早期治療の重要性について

 

骨粗鬆症は、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。

自覚症状がないまま進行することが多く、気づかないうちに病状が悪化しているケースも少なくありません。

 

 

 

🚨 早期治療が不可欠な理由

 

重篤な骨折の予防

 

骨粗鬆症の最も深刻な問題は、大腿骨近位部骨折脊椎の圧迫骨折などの重篤な骨折です。

これらの骨折は、寝たきりの原因となり、生活の質(QOL)を著しく低下させるだけでなく、寿命にも影響を及ぼすことが知られています。

 

 

 

痛みの軽減とQOLの維持

 

脊椎の圧迫骨折などが起こると、慢性的な背中や腰の痛みに悩まされます。

早期に治療を開始し骨密度を維持することで、痛みを防ぎ、活動的な生活を長く続けることができます。

 

 

 

治療効果の最大化

 

骨密度が極端に低下してから治療を始めても、完全に元の状態に戻すのは困難です。

病気が軽度の段階、あるいは骨密度が低下し始めた早い時期から治療を開始することで、治療薬の効果を最大限に引き出し、骨密度を良好な状態で維持しやすくなります。

 

 

 

🔑 早期発見のために

 

50歳を過ぎた方、閉経後の女性、家族に骨粗鬆症の既往がある方は、症状がなくても定期的な骨密度検査を受けることが大切です。

「まだ大丈夫」と思わず、早期に専門医にご相談しましょう。

適切な治療と生活習慣の改善で、骨折のない健康な未来を守りましょう。

 

 

 

🦷 歯科医院での骨粗鬆症リスク判定をお勧めする理由

 

いつもの定期的な検査で、隠れたリスクを発見!

 

歯の健康チェックのために撮影されるパノラマレントゲン写真(口全体を写す写真)から、下顎の骨の状態を解析できるようになりました。

特別な追加撮影や検査時間なしに、骨粗鬆症のリスクを推測できます。

 

 

 

 「早期発見」のチャンスを逃さない

 

骨粗鬆症の患者様のうち、実際に治療を受けている方はごくわずかです。

歯科医院は、多くの方が定期的に来院される場所です。 この日常的な機会を活かし、骨の異常の兆候を早期に捉え、骨折が起こる前に専門の医療機関(内科や整形外科など)での精密検査をお勧めすることができます。

 

 

 

顎骨の健康は、歯の健康にも直結

 

骨粗鬆症は、歯を支える**顎の骨(顎骨)**にも影響を与えます。

骨密度が低下すると、歯周病が進行しやすくなったり、インプラント治療の成功率に影響が出たりする可能性があります。

 

 

 

🌟 ぜひ「骨粗鬆症リスク判定」をご活用ください

 

「最近、背が縮んだ気がする」「閉経後の女性」「ご家族に骨粗鬆症の方がいる」など、少しでも気になる方は、ぜひ歯科検診の際にスタッフにお声がけください。

お口の健康を守ることは、全身の健康を守ること。 私たちと一緒に、健康長寿を目指しましょう。

 

 

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