『歯を大切にしましょう』と言われると、多くの人がまず思い浮かべるのは「歯磨き」かもしれません。確かに正しいブラッシングは欠かせません。
でも、歯を強く、美しく保つには、実は“何を食べるか”も、とても大切なのです。
歯の材料になる食べ物たち
歯は『カルシウム』で出来ています。つまり、丈夫な歯を作るにはカルシウムをしっかりとる事が基本。牛乳やヨーグルト、小魚やチーズといった食品は、その代表選手です。
さらに、そのカルシウムの吸収を助けてくれるのがビタミンD。これはサバや鮭、キノコ類、そして日光を浴びる事でも得られます。
そして、忘れてはならないのが、歯茎を支える為のビタミンC。これは、イチゴやキウイ、ブロッコリーなどに豊富です。健康な歯茎は、強い歯を支える“土台”になります。
噛むこともトレーニング
柔らかい食べ物ばかり食べていると、噛む力が衰えてしまいます。
よく噛むことで顎が鍛えられ、唾液の分泌が促され、虫歯予防にも繋がります。
ごぼう、れんこん、にんじんなどの繊維質が多くて噛み応えのある食材は、歯や顎にとっても良いトレーニングになります。
甘い誘惑には注意
チョコレートやケーキ、炭酸飲料など、砂糖の多い食品はむし歯の原因になります。
どうしても甘い物が欲しい時は、食べた後の歯磨きを忘れずに!
また、ちょこちょこ間食をする「だらだら食べ」も、口の中が酸性に傾いた状態が続き、歯にダメージを与えやすくなるので注意が必要です。
今日から始める『歯に良い食生活』
歯は一生もの。だからこそ、今日の食事が未来の自分の笑顔を作ります。
カルシウムを意識して、おやつを果物に変えてみる。ちょっと硬めの野菜をよく噛んで食べてみる。そんな小さな工夫が、丈夫な歯を作る第一歩です。
おいしく食べて、しっかり噛んで、歯を強く育てていきましょう!