「なんだか口元がたるんでいる気がする…」
「ほうれい線が深くなった気がする…」
口元の“シワ”、気になる方も多いのではないでしょうか。
年齢を重ねるごとに段々気になってきますよね。
しかし、年齢のせいだけではなく毎日の生活習慣や無意識にやっている癖が大きく影響していることはご存じでしたか?
今回は、何が原因でしわができるのかシワを予防するために何をすればいいのか歯科的観点からお伝えします!
シワになる原因とは
シワになる原因は様々で先にもあげた年齢によって肌の弾力が低下したり気温や湿度による乾燥からだったり、あるいは紫外線によるダメージからシワができます。
その中でも歯科的原因とされるものではお口の周りの筋肉の衰えや緊張、歯が抜けること、また歯並びや噛み合わせによってもシワができてしまいます。
お口の周りの筋肉の衰えや緊張によるシワ
口や頬の周りには表情筋があり、歯や皮下脂肪を支える筋肉が弱くなってくるとたるみの原因になります。
これは年齢によって筋肉量が減少するだけではなく会話する機会がすくなくたったり、笑ったり泣いたりなど、表情筋を動かす機会が減ってしまうと筋肉が衰えやすくなってしまいます。
また、逆に表情に癖があったり噛みしめがあると筋肉が過剰に発達してしまい、シワが深くなるケースもあります。
歯が抜けることによるシワ
歯が抜けてしまうと肌は歯の支えを失ってしまいます。
また、歯が抜けたことによってそれまで歯を支えていた顎の骨も少しずつ減少し痩せていき、頬かこけてほうれい線が目立つようになります。
もちろん、噛む力も衰えてしまうため、お顔の筋力も低下してしまいます。
歯並びや噛み合わせによるシワ
歯並びや噛み合わせが悪いと普通に唇を閉じることも容易にできないため過度に力が入ってしまいます。
そうすると、下あごのところに梅干しのようなシワができるようになってしまいます。
このようなシワを“梅干しジワ”などと言ったりしますが例えば出っ歯であったり、受け口(下あごが前に突き出している状態)、オープンバイトと言って、奥歯で噛んだ時に前歯が空いてしまう状態だとこの“梅干しジワ”になりやすくなってしまいます。
口元のシワを予防しよう!
筋肉が衰えている場合は、表情筋を刺激してあげましょう。
お友達や職場の人と話す機会をつくったり口をすぼめたり(「うー」と唇を前につきだします)横に開く(「いー」と口角を引き上げて笑顔をつくります)動きを繰り返すと口輪筋のトレーニングになってほうれい線やたるみの防止になります。
これを10回繰り返すだけでも表情筋が刺激されます。
異常に力を入れたりするとかえってシワになってしまうので自然な力でトレーニングしてあげましょう。
ちなみに、このトレーニングはお口の機能(むせや食べこぼし)の改善にも効果的です。
歯並びに原因がある場合は、可能であれば矯正をおすすめします。
ただ、必ず歯医者さんで相談をしてからおこなってくださいね。
そして、信頼できる歯医者さんで歯科矯正をしましょう。
いつまでも若々しく見られたい!
シワを完全に消すことは難しいですがどの年齢になってもやっぱり若くみられたいですよね。
毎日のちょっとしたケアやトレーニングでも5年後、10年後の見た目は大きく変わります。
お口のケアは素敵な笑顔の近道にもなります。
今日から口元のケアを始めてみませんか?