コラム

COLUMN

歯の痛みと頭痛の関係性

 

 

みなさんは、歯の痛みと頭痛は関係ないと思っていませんか?

 

一般的には頭痛は風邪など内科的な体調不良から引き起こされますが、頭の神経と歯の神経は近い位置にあるためお互いに影響を与えることがあります。症状の程度は人によって異なり、数時間で治まるケースもあれば、数日間続くケースもあります。

 

 

 

【歯の痛みから先に生じる時】

 

主な原因として、「虫歯」があります。進行して歯の神経まで達し、ズキズキと強い痛みを感じるだけでなく頭痛が生じることがあります。歯髄炎になっている場合、根管治療を行う必要があります。

 

虫歯以外の原因として考えられるのは「親知らず」があります。親しらず周囲の歯ぐきはプラークなどの汚れが溜まりやすく、赤く腫れたり炎症が出やすくなります。

 

歯ぐきの痛みが強くなると、歯の神経の近くにある頭の神経も刺激され、頭痛が引き起こされます。

 

 

 

【頭痛から先に生じる時】

 

歯の痛みから引き起こされる頭痛は口腔内に問題が考えられる場合ですが、頭痛から歯の痛みが引き起こされる場合もあります。

 

主な原因は偏頭痛群発頭痛があります。偏頭痛から起こる歯の痛みは偏頭痛の症状の嘔吐感などと一緒に起こります。

 

群発頭痛から起こる歯の痛みには、上顎の奥歯に激しい歯の痛みが起こります。

 

 

 

【まとめ】

 

強い頭痛や歯の痛みがある場合、実際に虫歯があるかどうか検査してみないとわからず、その原因を特定することは難しいです。

時には、他の病気等の可能性もあるため、症状がある時は自己判断せず、早めに医療機関に相談してください。