歯のホワイトニングとは、特殊な薬剤を使って歯を白くする治療法の一つです。

歯みがきや歯のクリーニングでは落ちにくい歯の黄ばみを、歯を削ることなく白くします。

また、歯本来の色よりも白くすることができます。

クリーニングとホワイトニングの違い

歯を白くする治療法にはクリーニングと呼ばれるものもあります。

しかし、ホワイトニングとクリーニングでは根本的に違います。

人間の歯の色は、タバコ・コーヒー・お茶・ワイン・加齢などを通して着色し、暗い色になってきます。

このような着色汚れを清掃したり、歯の表面についた汚れや歯石を除去し、歯本来の色に戻すことができるのがクリーニングです。

ホワイトニングは、薬剤を使用し歯の内側から白くするため、本来の歯以上に白くすることができます。

人間の歯は、外側からエナメル質・象牙質・神経の3層構造になっていますが、このうち象牙質は黄みがかった色をしています。

日本人の歯はエナメル質が薄いため、黄ばみを帯びた象牙質が透けやすい傾向にあります。年齢を重ねると、エナメル質はさらに薄くなっていく一方、象牙質は厚みを増していくため、何も対策をしてないと歯の黄ばみは強くなっていきます。

そのため、私たち日本人がきれいな白い歯を手に入れるには、ホワイトニングのように本来の歯以上に白くする治療法を使う必要があるのです。

まとめ

ホワイトニングを始める前に、自分の求めている歯の色は本来の歯の色なのか、本来の歯以上の白さなのか考えておきましょう。

さらに、むし歯や知覚過敏、歯周病など患っている方や、妊娠中・授乳中の方はホワイトニングの施術は見合わせたほうがよい場合もあります。

事前に自分にとっての注意点を理解し、どのような選択が自分には一番良いのか歯科医院で相談することをお勧めします。