セラミックの治療について
セラミックの治療は適用の被せ物の銀歯などとは違い、治療にかかる期間や通院回数が異なります。
最近ではセラミック治療も保険適用の治療と比べて丈夫で、審美性も良いことからセラミック治療を選ばれる方も増加しています。しかし、その中はセラミックには興味があるが、なかなか治療の期間や回数、金銭面などが引っかかりセラミック治療に踏み切れない方も多いと思います。
そこで、セラミック治療にかかる期間や通院回数の目安、治療の流れについてお話ししていこうと思います。
1、治療にかかる期間と回数
セラミック治療にかかる期間は1本であれば、約1,2週間が一般的です。
1本ではなく複数本となるとプラス2、3週間かかってしまう場合もあります。
そうなってしまうと治療期間も長くなってしまいます。通院回数に関しては1本であれば3,4回で通院回数が完了します。また、複数本となると、5回前後は通院して頂きます。
2、セラミック治療の流れ
①診断と計画
歯科医師が患者様のお口の状態をレントゲン撮影や型取りなどをもとに、評価を行い、治療の計画を立てます。計画を立てたら患者様へ提案を行います。
②歯の準備
患者の歯を適切な形状に整え、セラミッククラウンの装着に適した状態にします。
その時には歯を削ることが含まれてきます。
③仮歯の装着
セラミッククラウンを装着する前に一旦仮歯に置き換えていきます。セラミッククラウンの作成期間は仮歯を装着しておきます。仮歯を実際に使用して、強く当たる部分がないか、日常生活に支障がないかを確認します。審美性の確保はもちろんセラミックを装着した際に起こるトラブルを回避するためには必要な工程になります。仮歯の装着時に少しでも問題がある場合には歯科医師や歯科衛生士に伝えましょう。
④セラミックの型取り
仮歯の使用中に問題がなければ、歯の型取りを進めていきます。その時に、セラミックの色や形・歯並びなどを歯科医師と一緒に確認していきます。一般的にセラミックの色味や形は周りの歯に合わせて作成します。
綺麗な仕上がりの被せ物を作成し、被せるには正確な歯型を採得することが重要になります。
⑤セラミックの作製
型取りをした歯型をもとに歯科技工士が被せ物を作成していきます。その際に歯科医師と歯科技工士が連携して歯の色味や形など、より自然な色で仕上がるように調整していきます。
⑥セラミックの装着
セラミックが完成したら実際に装着して、噛み合わせや見た目に問題がないか最終確認を行います。その際に必要に応じて微調整していきます。調整が完了して問題がなければセメントで合着し、セラミックを取り付けていきます。
⑦定期的なメンテナンス
セラミックは保険適用の被せ物と比べると寿命も長く、汚れもつきにくいです。
しかし、セラミックを被せたからといっても適切なケアを行わなければ寿命は短くなります。セラミックを長持ちさせるには自宅でのセルフケアや歯医者さんでの定期的なメンテナンスがとても重要です。なので、歯科医院を受診して定期的に確認してもらいましょう。