
ブリッジや入れ歯は、食べる・話す・笑うといった毎日の生活に欠かせない大切な道具です。
ここでは、本人にも介助者にも役立つちょっとした豆知識をご紹介します。
ブリッジと入れ歯、どこが違うの?
歯を失ったときに用いられる治療法として代表的なのが「ブリッジ」と「入れ歯」です。
・ブリッジ
失った歯の両隣を削って橋渡しのように固定する治療法。
噛み心地は自然ですが、健康な歯に負担がかかる点に注意が必要です。
・入れ歯
取り外しができる人工の歯。
清掃がしやすい一方で、慣れるまでに違和感があることがあります。
ブリッジの下は食べかすがたまりやすい
ブリッジの土台部分には食べかすが入りやすく、そのままにしておくと歯ぐきの炎症や口臭の原因になることもあります。
そのため、歯間ブラシや専用のフロスを使って清掃することが大切です。
入れ歯は夜もつけてていいの?
入れ歯は24時間つけっぱなしよりも、就寝前に外して歯ぐきを休ませる方が望ましいとされています。
お口の中が乾燥しにくくなり、歯ぐきへの負担や口内炎を防ぐ効果もあります。
ただし、医師の指示で夜間装着が必要な場合もあります。
入れ歯の洗浄剤は毎日使うべき?
水洗いだけでは落ちない汚れや細菌を防ぐために、専用の洗浄剤を一日に一回使う事をおすすめします。
しかし洗浄剤だけだとヌメリや食べかすが落ちにくいので、まずは流水下で専用ブラシを使用して清掃しましょう。
合わない入れ歯は「むせ」の原因に
入れ歯がゆるいと食べ物が口に残りやすくなり、誤嚥やむせ込みのリスクが増します。
違和感がある場合は、歯科での調整が必要です。
ブリッジや入れ歯でも歯科検診は必要?
「人口の歯だから安心」と思われがちですが、実際には支えている歯や歯ぐきが弱ってしまうことがあります。
◎定期的な歯科検診を受けることで、トラブルの早期発見・対処できます。
最後に
ブリッジは入れ歯は、「つけたら終わり」ではなく、毎日のちょっとした心がけで快適さと寿命が変わります。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。