みなさんは鏡で自分の舌を見たことがありますか?
実は、舌は「体の健康をうつす鏡」と言われています。
色や表面の状態を観察することで、体調のサインに気づけることがあるんです。
健康な舌
薄いピンク色で、うっすら白いコケがある状態
これは健康的な舌の証拠です。血流や水分のバランスが整っているサインといえます。

舌の色でわかる体調の変化
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白っぽい舌
体が冷えていたり、栄養不足、口呼吸や乾燥が原因のことがあります。厚く白いコケが続く場合は、カンジダ感染などの可能性もあります。
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赤すぎる舌
風邪や炎症、ビタミン不足のサインかもしれません。体に熱がこもっているときに見られることがあります。
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紫っぽい舌
血流の滞りが考えられます。冷えやストレスが関係していることもありますが、心臓や血管系の病気が隠れている場合もあります。

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黒っぽい・毛のように見える舌
「黒毛舌」と呼ばれる状態です。抗生物質の服用、喫煙、口の清掃不足などが原因になります。

日常でできるケア
- 水分をしっかりとる
- 舌ブラシで優しく清掃(ゴシゴシは禁物です)
セルフケアの方法
白いコケは毎日のセルフケアで改善できます。
①朝起きたタイミングで、鏡の前で舌を軽く前に出し、汚れが気になる部分を確認します。
②舌ブラシを水で濡らし、歯磨き粉はつけずに使用します。
③舌ブラシを舌の奥に当て、手前に向かって優しく引きます。
※この時力を入れすぎないよう注意しましょう。
①~③を数回繰り返しましょう。
- 舌ブラシの汚れを洗い流し、お口も軽くゆすぎます。
- 規則正しい生活・バランスの良い食事を心がける。
受診の目安
舌の色の変化が 2週間以上続く場合や、痛み・しこりなどの症状があるときは、
自己判断せずに歯科や医科を受診しましょう。
お口の中の小さな変化が、大きな病気のサインになることもあります。
気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。