コラム

COLUMN

あれ?歯が長くなってきた!?

 

 

 

歯ぐきが痩せてきた!!

 

歯ぐきが下がらないようにしたい!!

 

歯ぐきが最近下がってきたな〜。

 

 

 

と感じている方は多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

歯茎が下がる原因としていくつかの要因が考えられます。

 

 

 

不適切なブラッシング

 

過度な力での歯磨きや硬すぎる歯ブラシ、磨きすぎによる擦過傷が歯茎を傷つけ、

退縮を引き起こす可能性があります。特に、歯の付け根を強く磨きすぎることや、

同じ箇所を何度も磨く「ながら磨き」は危険です。

 

また、磨き粉の粒子が大きすぎる場合にも、歯茎へのダメージが懸念されます。

歯磨きによる酸欠状態も歯茎の痩せにつながります。

 

 

 

歯周病

 

歯周病菌の毒素によって歯茎が炎症を起こし、歯を支える顎の骨を溶かします。

顎の骨が溶けると歯茎も退縮し、歯が長くなったように見えます。

 

歯茎が痩せていると磨きにくくなり、さらに炎症や歯茎の退縮が進む悪循環に陥りやすいため、歯周病予防は非常に重要です。

 

 

 

噛み合わせ

 

噛み合わせのバランスが悪いと、特定の歯に負担がかかり歯茎が痩せることがあります。

歯ぎしり食いしばりも歯槽骨と歯茎に負担をかけ、歯茎の退縮の原因となります。

 

 

 

矯正治療

 

矯正治療によって歯を人工的に動かすことで、歯槽骨への負担がかかり、歯茎が痩せるケースがあります。

下顎の前歯で起こりやすい傾向があります。

 

 

 

加齢

 

年齢を重ねると、歯茎の細胞の生まれ変わりが遅くなり、組織が減少することで歯茎が後退したり、薄くなったりします。

一般的には10年に2mmの速度で歯茎が下がるとも言われています。

 

しかし、歯茎の痩せは必ずしも加齢現象とは限りません、若い世代でも起こりうるのです。

 

 

 

歯の根の病気(根尖病巣)

 

重度の虫歯や過去の歯の神経の断端(歯根)への感染によって、

根の先に膿が溜まる根尖病巣が生じる場合があります。この膿から分泌される毒素で炎症を起こすと、歯茎が痩せさせます。

 

 

 

生活習慣

 

喫煙は歯茎の血流量を低下させるため、歯周病リスクを高め、歯茎の痩せにつながる可能性があります。

 

不規則な生活偏った食生活も身体全体の健康、ひいては歯周組織の健康を害する可能性があります。

 

また、頻繁な間食食事のダラダラとした継続も、口内の汚れを長時間残し、歯茎の健康を害する可能性があります。

 

同様に、晩酌寝酒後は歯磨きが疎かになりやすいので注意が必要です。

 

 

 

全身疾患

 

特定の全身疾患が歯茎の健康に影響を与えるケースがあります。

 

 

 

歯茎の痩せは、早期発見と適切なケアが重要です。歯周病や虫歯の予防・治療、正しいブラッシング、定期的な歯科検診を受けることで、

歯茎の進行を遅らせることができます。症状が気になる場合は、歯科医に相談しましょう。

 

外科的治療やヒアルロン酸注射(徳治会では実施しておりません。)といった治療法も存在します。

 

重度の歯周病は歯茎を下げるだけでなく、治療に時間と費用がかかってしまいます。

 

歯周病の初期段階なら歯茎の状態を整えることが十分に可能なので、日頃から歯と歯茎の状態に気を配り、

 

歯周病などの病気が進行していないか定期的に歯科医院を受診することが大切です。