朝起きたら、なんだか歯が痛い・・・そんな経験はありませんか?
日中は特に症状はないのに、どうして朝だけ・・・?
今回は、朝におこる歯の痛みについてご紹介いたします。
朝に歯が痛くなる原因とは?
朝起きた時に歯が痛くなる原因として主に4つのことが考えられます。
①就寝中の歯ぎしり・食いしばり
夜寝ているときに歯ぎしりや食いしばっている方は朝起きた時に歯や顎の痛みを伴うことがあります。
多くの場合はストレスが原因となって引き起こされ、ある研究では、なんと成人の10人に1人は就寝中に歯ぎしりや食いしばっているという結果もあります。就寝中の歯ぎしりや食いしばりは起きているときの2~4倍の力がかかっているため実際に100~250kg程の負荷が歯や顎にかかっています。
…起きた時に歯や顎が痛くなるわけですよね💦
歯ぎしりや食いしばり、侮れることなかれなのです(=_=)
②虫歯や歯周病によるもの
虫歯や歯周病が原因で、朝起きた時に痛みを伴う場合もあります。
重症化すれば最悪、歯を抜かなければならない状況になるためできるだけ歯医者さんで診てもらいましょう。
③副鼻腔感染症
副鼻腔炎という可能性も考えられます。
上顎洞(じょうがくどう)という上あごのすぐ上のところに炎症がおこると上あごの奥歯近くに痛みを伴う場合があります。
寝ている間に膿を含んだ鼻水が副鼻腔に溜まって奥歯の神経を圧迫してしまうため痛みが発生する場合があります。
④寝ている間の姿勢
横向きで寝ていたり、うつぶせの状態で寝る癖がある場合は歯や顎が長時間ベッドや腕に押し付けられているため朝起きた時に痛みがでる場合もあります。
寝ている間なので難しいとは思いますがまずは寝るときの態勢を意識してみると緩和されるかもしれません。
まずは歯医者さんへ
いずれにせよ、痛みがあるときは歯医者さんに相談にいきましょう。
歯ぎしりや食いしばりが原因の場合は体重以上の力が歯や顎にかかるため、歯や詰め物が欠けたり、歯の根っこが割れてしまったりすることがあります。
また、歯の表面のエナメル質が削れて知覚過敏になってしまう可能性もあります。歯医者さんでマウスピースをつくってもらい今ある健康な歯を守る対策をしましょう。
虫歯や歯周病が原因の場合はできるだけ早く治療をうけることをおすすめします。
自分の歯を大切にしていきましょう!