「またできちゃった…」
食事中にふと気づく、口の中のピリピリした痛み。
小さいけれど、日常生活に地味にダメージを与えてくる、それが口内炎です。
口内炎って?
口内炎とは、口の中の粘膜にできる炎症や潰瘍の総称です。
よく見られるのはアフタ性口内炎と呼ばれるもので、白っぽく丸い潰瘍が特徴。
ほっぺの内側や舌、唇の裏などにできやすく、食べ物がしみたり、話すのも億劫になったりすることも…。
なぜできるの?
原因はさまざまですが、主なものは以下の通りです。
・疲れやストレス:免疫力の低下がきっかけに。
・栄養不足:特にビタミンB群や鉄分が不足すると粘膜が弱くなる。
・口の中を噛んだ・傷ができた:その部位が炎症を起こしてしまうことも。
・睡眠不足やホルモンバランスの乱れも関係しています。
どうやって治すの?
軽度の口内炎なら、1~2週間程度で自然に治癒することがほとんどです。ただし、できるだけ早く治したい、痛みを抑えたいという人は、以下を参考にしてみてください。
・お口の中を清潔に保つ(うがい、丁寧な歯磨き)
・刺激物を避ける(辛いもの・熱いもの・酸っぱいもの)
・ビタミンを摂る(特にB2,B6)
・市販の軟膏やパッチを使うのも有効です。
また、歯科でもお薬を処方したり、レザーを当てたりなどの処置も受けることが出来ます。
予防法はあるの?
日常的なちょっとした心がけが、口内炎予防に効果的です。
・バランスの良い食事でビタミンB群や鉄をしっかり摂る
・十分な睡眠とストレス管理で免疫力を保つ
・口の中を清潔に保つ:歯みがきは優しく丁寧に、洗口液なども効果的です
・口腔の乾燥を防ぐ:水分補給やこまめなうがい
・頬を噛みやすい人は、歯科で噛み合わせのチェックを受けるのも◎
こんな時は受診を!
・2週間以上治らない
・頻繁に繰り返す
・発熱やリンパの腫れがある
・潰瘍が大きくなる、広がる
これらの症状がある場合は、口内炎以外の病気が隠れていることもあるため、歯科や口腔外科を受診しましょう。
さいごに
口内炎は誰でも経験するものですが、繰り返す場合は体からのサインかもしれません。
毎日のケアと生活習慣の見直しで、できにくい口の中を目指しましょう。