誰もが知っているように、むし歯や歯周病は予防した方がよいですよね。
しかし、その重要性を実感している人は、一部に限られており、実際には歯医者さんへ痛くなったら行く!
という方が多いのが現状です。
そこで今回は予防歯科についてお話していきます。
歯と健康寿命の密接な関係とは
歯と健康寿命には密接な関係があります。
口腔内の健康状態は全身の健康に影響を与えることが多く、歯が残っていれば、しっかりと食べ物を噛むことを可能にし、
- 栄養素の吸収を助ける
- 口元に自信をもってコミュニケーションができたり、普段の生活を送ることができ、精神的な健康にも寄与する
- 運動など噛みしめるような動きも問題なくできる
といったように、健康的に過ごすことが出来ます。
歯を失ったまま、入れ歯等を装着せず放置していると認知症のリスクが高まる可能性があるともいわれています。
健康寿命を延ばすためにも、口腔内の健康を維持することが重要です。
予防歯科とは
予防歯科とは、口腔内の健康を維持し、歯や歯ぐきの病気を未然に防ぐための歯科治療の一分野です。
予防歯科の主な目的は、むし歯や歯周病などの口腔内の疾患を防ぐことです。上記でもお伝えしたように、健康寿命を延ばすためにも口腔内の健康を維持することが重要になります。
予防歯科の具体的な活動には以下のようなものがあります。
- 定期的な歯科検診:定期的に歯科医師による口腔内チェックを受けることで、早期に問題を発見し、適切な対策をとることができます。
- 歯のクリーニング:歯石やプラークを除去し、歯の表面を清潔に保つことが重要です。
- フッ素塗布:フッ素を塗布することで、歯のエナメル質を強化し、むし歯のリスクを低減します。
- シーラント:特に子どもの奥歯にシーラントを施すことで、むし歯ができにくくなります。
- 口腔衛生指導:正しい歯磨きの方法や、食生活の改善についてのアドバイスを受けることが出来ます。
- 生活習慣の改善:食事や喫煙、ストレス管理など口腔内の健康に影響を与える生活習慣の見直しも重要です。
まとめ
歯を失わないために、
・むし歯にならないこと
・歯周病を悪化させないこと
が重要です。
毎日時間をかけて歯みがきをしているのに、むし歯になりやすい、歯周病で歯がぐらぐらする、歯ぐきから出血するなどといった症状がある方は、セルフケアなど歯みがきの方法に問題があるのかもしれません。
歯を残すためにも、予防歯科とホームケアを効率的にかつ、効果的に行うことが大切です。