福岡学園広報誌に院長のコラム(同窓生からの手紙)が掲載されました。
熊本地震から1年経ちました。
ふるさとが傷つき、苦難の道を歩むことになりましたが、
立ちすくみ、立ち止まらずおえない状況から、
それぞれのスピード、歩幅で進んでいく時期を迎えていると感じます。
全国からの温かい支援 吉永修(4期生)
熊本市で2月19日第6回熊本城マラソンが行われた。1万1698人が参加し 、沿道には過去最多の23万人が応援に駆け付け、温かい声援を送ってくれた。またくまモン関連商品は1280億円を売り上げた(前年対比27%増)。日本はなんていい国なんだろう。
歯科業界でも、同窓生だけでなく歯科医師会を中心にあらゆる従事者が力を合わせて医院の再建に取り組んでいる。自分が被災したにもかかわらず、院内外を片付け、患者に迷惑がかからないように取り組み、日常を取り戻しつつある。しかし、土木建設業者の数が足りず、ようやく解体が終わり今から建物の再建に入るところである。年内いっぱいかかりそうである。その頃には二重債務の返済が始まり経営的視点からまだまだ戦いは続く。
しかし、私たち県民は笑顔を絶やすことなく、自分の歩幅で休むことなく一歩一歩確実に進んでいく。私たちを支えてくれる全国の人たちがいるから。