カウンセリングコーナーのイスを一新しました。
イームズプラスチックシェルサイドチェアワイヤーベースのリプロダクト品です。
ポップでかわいい「シェル」と呼ばれる背面から座面の形状は、からだにフィットし、
ベースのデザイン「エッフェルベース」は繊細で秀逸。
たくさん魅力が備わっています。
イームズは1950年代(ミッドセンチュリー期)、アメリカのオフィス家具メーカーである
ハーマンミュラーから生産され、数多くの家具をデザインしました。
シェルチェアは大量生産が可能になったはじめてのプラスチック製のイスです。
当時では最先端技術を使用したデザインでしたが、
現代のようにコンピュータによるものではなく、
手や体でシルエットを確かめ、オーガニックと形容される優しいシルエットに仕上がり、
大きな話題となりました。
製造から時間が経ち、意匠権が切れたデザインの製品を正規メーカー以外が再現した商品を
リプロダクト製品といいます。
プロダクト品とリプロダクト品(レプリカ)の品質の違いにふれたHPをみて、
詳しくなりました(笑)。
手放すことを考えて購入するなら、プロダクト製品を購入することが賢明なのかもしれません。
一方シェルチェアは、安価で大量生産でき広く普及することを目的に作ったとされているので、
世界中で手に入りやすくなって、続々リプロダクトされている状態は、
ある意味イームズの本意ともいえますね。
今のこの時代の恩恵を享受しています。