昨年から年に一度のお楽しみ、旬のとうもろこしを箱買いします。
1本からでもいいのですけど、箱買い人が多いです。
そして、もう1箱いけたかも、と新鮮なうちに名残惜しく完食します。
馬淵歯科衛生士のご主人の同僚の方から分けていただくのです。
「ゴールドラッシュ」という品種で、
スイートコーンの中でも粒が濃い黄色のとうもろこしで
ゴールデンコーン(黄粒種)の仲間です。
サカタのタネが育成し2004年(平成16年)から発売されています。
その日の朝採りのとうもろこしは新鮮で、皮付き。
皮まんまレンジで5分チンして、
付け根から2cmのところを輪切りして(ここも食べます)、
皮の先端を握って、タテにふると実と皮がつるんと簡単に離れます。
ひげもきれいにとれるので、うれしいです。
ほおばれば甘くてジューシーで、やみつきです。
ゆでると栄養分が水に流れ出します。
旨味や甘みをとじこめるレンジでチンが、楽ちんでおすすめですよ。
(とうもろこしの豆知識)
イネ科の一年草。もろこし(きび)に似ていたことが由来です。
舶来品によくつかわれた「唐」の文字をつけてとうもろこしとなりました。
米、麦とならぶ主要穀物ですが、現代日本では断然青果用「スイート種」ですね。
分類は果菜(かさい)類。
他、ポップコーン用の「ポップ種」、粉末に適した「フリント種」、飼料になる「デント種」があります。
原産地はメキシコ、グアテマラ、ボリビアなど南アメリカ北部。
紀元前3000~2000年には栽培されていて、
マヤ文明、インカ帝国でも作られています。ヨーロッパへは大航海時代、
日本へは16世紀ポルトガル人から「フリント種」が伝来。
明治時代に「スイート種」の「ゴールデンバンタム」がアメリカから導入され、
北海道開拓とともに栽培がなされました。
終戦後は「ゴールデンクロスバンタム」、
1960年代(昭和40年代)に「スーパースイート種」の「ハニーバンタム」、
1980年代(昭和60年代)に「ビターコーン」が登場して、おやつとしての需要が急増しました。
1990年代(平成突入)からの「味来(みらい)」は生食可能な品種の先駆け。
品種改良の賜ですね。
今回おいしくいただいた「ゴールドラッシュ」は2004年(平成16年)からです。
とうもろこしのひげは、めしべです。その本数は粒の数と同じです。
よく観察するとそれぞれの粒からひげが伸びているそうです。
来年は確認してみようと思います(笑)。
参照:野菜ナビ