「悪い歯ぎしり」だった場合
食事のときの噛む力は、数Kgから30Kg程度。
しかし睡眠中の歯ぎしりは、無意識下で行われ抑制が効かず、
50Kg~100Kgを超える力がかかるといわれています。
歯ぎしりをする人は、平均8時間の睡眠中に約40分も強い力で
咬むともいわれています。
(歯の健康を損ねる2大リスク)
1 むし歯・歯周病―細菌が引き起こす被害
2 歯ぎしりー過剰な力が引き起こす被害
1+2と療法が重なることによりさらに被害が拡大してしまいます。
歯の健康を壊すリスクは、今回取り上げている歯ぎしりの力の問題だけではなく、
むし歯や歯周病で歯が弱っているところに「悪い歯ぎしり」が加わることにより、
さらに被害が拡大することが大問題です。
次回は、よい歯ぎしりと悪い歯ぎしりの違いについてお話します。
(Nico2019.1月号を参照しました)