よい歯ぎしりと悪い歯ぎしりの違い、それは
ズバリ「咬み合わせ」によります。
上の歯と下の歯がうまく咬み合っている方は、
歯ぎしりをしようとすると長く尖った上下の犬歯が
歯ぎしりの力を受け止めてくれます。
犬歯は長くて丈夫な根っこを持っていて、
他の歯への負担がかからないようにしてくれているのです。
一方、犬歯でガチッと咬み合わない場合、犬歯の支えがないため
ダイレクトに強い力がかかります。
ということは、犬歯がストッパーの役目も果たしていないため、
下顎の動きが制限されず、広範囲に歯が削れていってしまうのです。
治療しても、繰り返し詰め物がとれる、かぶせ物が壊れるといった悩みを
抱えている方は、「悪い歯ぎしり」をしている可能性があります。
大切な歯やせっかくの治療を台無しにする原因をはっきりと突き止めるよう
歯科医院の受診をおすすめします。
次回は悪いはぎしりを追求していきます。
(Nico2019.1月号を参照しました)