2019年7月28日、ウィング松橋において
吉永義優先生が宇城市の第1回在宅医療・介護連携推進研修会にて講演を行いました。
厚生労働省では、2025年(令和7年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。
「本人・家族の選択と心構え」を基盤 に「すまいとすまい方」がまずあり、その上でしっかりとした「生活支援・福祉サービス」に基づいて「医療・看護」、「介護・リハビリテーション」、「保健・予防」が提供されるといったすがたが 想定されています。
吉永義優先生が今回、歯周病が及ぼす全身のリスクについて、
口腔ケア・口腔機能管理することが健康長寿に結びつくことを説明しました。
アンケートの回答で
「歯科へ対する考えが変わりました。利用者の口腔に対しもう少し気をつけようと思った」
(介護士)
「なかなか意識していなかったお口のことにもっと目をむけてアセスメントしていきたい」
(保健師)
「口腔ケアの必要性を訪問の際伝えていきたいと思った」
(ケアマネージャー)
「歯科医、歯科衛生士の方に積極的に声かけしたい」
(リハビリ)
などのうれしいご意見をいただきました。
まずは、今回のような講演を通して、連携していく業種の方々に訪問歯科診療を
認知していただけるよう努めていくこと、そして、考えを伝えあい、
理解を深めていくことの大切さを痛感しました。
(質の高い支援・サービスの提供を実現するためには、支援に関わる専門職(多職種) 一人ひとりが資質向上を行うことはもちろんですが、同時に、専門職同士による密接な連携を 図ることが重要です)