災害関連死が相次ついだ4年前の熊本地震の教訓を生かし、2020年7月豪雨に見舞われた人吉市では体調悪化を防ぐ取り組みが行われています。
訪問診療部の非常勤務している菊竹健太先生のご実家は人吉です。
避難所での無料歯科相談会を開催中に取材を受け、記事が掲載されました。写真の菊竹茂人先生は健太先生のお父さんです。
当日は健太先生も駆けつけており、被災者の相談にあたられました。
避難生活が長引けば、災害関連疾病のリスクが高まります。ストレスを抱え、口腔ケアへの関心も薄れる状況です。そこをなんとか意識を変えていただけるよう努力していくのが、私たちの役割でもあります。
お口が清潔に保たれ、飲み込む機能が維持されることで災害関連疾病を抑えることができるからです。
ただ、そこばかりを強調するのではなく、口腔の相談以外の不安や悩みのお話を歯科医師が聞くことにより、安心や健康につながるとも考えています。ひたすらにフォーローし続けていくことが、今は必要なことです。
このように新聞に掲載され、周知されることをうれしく思います。
もう一回繰り返します。
お口の健康は、災害時にこそ全身の健康に直結します。決して、軽視せず、お困りごとや相談は、避難所のスタッフへご相談ください。早めの対処が命を守ります。
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