日本口腔インプラント学会誌2018.12.vol.31no.4に吉永修理事長共著のポジションペーパー「訪問歯科診療におけるインプラントのトラブル対応」が掲載されました。
ポジションペーパーとは、事実、経過、原因、対策、コメントをまとめたものです。
超高齢化社会の日本において口腔内にインプラントがある要介護者は増加し、そのトラブルについてまとめられました。
訪問歯科診療では、自身では口腔ケアができない要介護者の口腔内や全身疾患、患者背景を把握し、これらの要因が時間の経過による変化する現状を知り、各状況に応じて適切な処置を選択することが重要です。
インプラントメーカーの判別不能は大きな問題で、互換性のあるマルチドライバーや力をいれず楽に使用するハンドトルクドライバーの有用性やインプラントカードの普及を促すシステム構築を推進しています。
このポジションペーパーはガイドライン策定に向ける布石となるものです。