唾液の「質」を左右する唾液中のlgA （免疫「グロブリンＡ」。

この物質が増えると感染症予防につながります。

唾液の質が下がる原因

　！血液の質の低下―唾液は血液からつくられるからです

　！激しい運動による疲労

　！慢性的なストレス

lgA の量をアップさせるコツを紹介します。

ＰＯＩＮＴ１

　腸の免疫力アップで唾液の質もアップ→腸と唾液は連動しています

ＰＯＩＮＴ２

　食品から腸の免疫力を改善→

腸の免疫改善は、町内の細菌叢のバランスを改善する食品を摂ります 

　（乳製品・きのこ・酢・食物繊維）

　     ●継続して摂取することが重要です。毎日の食生活の改善が必要です

     　●ニラ、ネギなど食物繊維を多く含む食品は、

　　　腸内の細菌が繊維を分解しやすいように、

　       よく咬んで食べましょう。

　     ●凹凸があると表面積が増え、その分細菌がとりつきやすくなります。

     　  表面積を増やすイメージで咬むといいです。

唾液はからだのバイオマーカー（指標）です。

唾液は血液より採取が簡単なのが利点です。

　！喫煙状況

　！麻薬・覚せい剤の使用

　！ウイルスの感染

　！ストレス

　！がん

お口の健康といえば、歯みがきなんですが、

それだけではカバーできない部分があります。

唾液の量と質をコントロールして咬めるお口を維持して、病気予防につなげましょう。

唾液には紹介した以上のいい成分が含まれている可能性が高いです。

唾液に関心を持つことで、生き生きと過ごしていきましょう。

（シリーズ完）

（Nico2018.６月号を参照しました）

（唾液の力シリーズ）バックナンバー

お口の中の隠れたヒーロー～唾液の正体～（唾液の力シリーズ１）

お口の中の隠れたヒーロー～唾液のはたらき（お口編）～（唾液の力シリーズ２）

お口の中の隠れたヒーロー～唾液のはたらき（からだ編）～（（唾液の力シリーズ３）

お口の中の隠れたヒーロー～唾液の量を増やすコツ～（唾液の力シリーズ４）